MediaTek ホームエンターテイメントのプラットフォームにAI人工知能を導入
MediaTekは4K サポートのMT8695ドングル製品、MT8516システム・オン・モジュール製品および先進のAIボイス・AIビジョンをサポートするスマートディスプレー・ソリューションを発表
【ラスベガス2018年1月10日】-低消費電力、高効率、高集積のシステムオンチップ(SoC)の業界のリーダーであるMediaTek Inc.(以下:MediaTek)は、スマートホームデバイスに人工知能(AIボイス・AIビジョン)を導入し、ホームエンターテインメント・プラットフォームの進化を実現したと発表しました。この戦略的な動きは、4KドングルSoCのMT8695、MT8516システムオンモジュール(SoM)、スマートディスプレー・ソリューションの発表により明らかになりました。
スマートホームのエコシステム構築のためMediaTekは音声アシスタントデバイス(VAD)向けのSoCを提供しています。そのSoCはAmazon Alexa、Google Assistant、Alibaba、Baiduなどの主要なAIボイスサービスをサポートしており、数多くのスマートスピーカーのブランドで採用され、世界中で活用されています。
MediaTekはこの成功に基づいて、VAD Socを各種スマート家電に拡大しています。新製品のMT8516 SoMはデバイス設計者とメーカーに、目覚まし時計、火災報知機、その他家電製品などにAIボイス機能を実現するための簡便な方法を提供します。
MediaTekはまた、MT8176とMT8173をベースにしたスマートディスプレー・ソリューションを発表しました。これらのSoCは、ホームエンターテインメントと監視用途どちらにも使用可能なAIビジョン機能をサポートします。
コネクテッドホームの中心となるビデオ機能を活用し、MediaTekは4Kストリーミング用に設計された業界初の12nm SoC MT8695をドングル・フォームファクターで準備すると発表しました。超低消費電力の性能により、UHD 2160pの60fps、HDR10、ドルビービジョンなどコアマルチメディアの機能をドングルのフォームファクターでサポートしています。
MediaTek Corporateの副社長でホームエンターテインメント事業グループのゼネラルマネジャーであるジェリー・ユー氏は「アクセスポイントおよびコネクティビティーソリューションにおける業界で培ってきた経験の強みにより、主要なAI性能をサポートし、幅広いコネクテッドデバイスやオートモディブまでに拡大した、総合マルチメディアプラットフォームの構築が可能になった。世界各国のホームエンターテインメント・ブランドに革新的ソリューションを提供してきた実績で、私たちMediaTekはマルチデバイス連携により実現されるシームレスな体験を、インタラクティブでインテリジェントなコネクテッドホームという革命的な体験を通じて提供し続けます。
MediaTekはMT8516といった最先端アプリケーションプロセッサーを提供することに注力しているだけではなく、802.11ac Wi-FiやBT5.0など、家庭全体のカバレッジ向上など目指したコネクティビティーの革新も推進しています。高度に統合されたSoC、アクセスポイントにコネクティビティーを加えた機能、さらに独立型のコネクティビティーチップセットなど、顧客に柔軟なソリューションを提供できる製品ポートフォリオをご用意しております。
MediaTekのAIスマートホーム・プラットフォームの詳細は以下参照ください。https://www.mediatek.com/products/entertainment
###
MediaTek Inc.について
MediaTek Inc.(台湾証券取引所:2454)は、年間15憶台のコネクテッドデバイスを提供しているグローバルファブレス半導体メーカーです。モバイルデバイス、ホームエンターテイメント、コネクティビティ、およびIoT製品向けに革新的なシステムオンチップ(SoC)の開発で市場をリードしています。イノベーションに向ける当社の取り組みによって、スマートフォン、タブレット、デジタルテレビ、OTTボックス、ウェアラブル端末、自動車用ソリューションなどの幅広い製品において、電力効率に優れたモバイルテクノロジーや高度なマルチメディアソリューションを含む主要テクノロジー分野の市場を牽引する地位を確立しました。MediaTekは、スマートテクノロジーを通じて人々が視野を広げ、目標の達成に貢献します。当社はこの概念を「Everyday Genius」と呼び、企業活動の原動力としています。詳しくはこちらのサイトをご覧ください。www.mediatek.com